競馬の調教師は意外と忙しい？調教師の役割

調教師とは、競馬のレースで活躍する競走馬のトレーニングや体調管理を主に行う職業です。競走馬の馬主から馬を預かり、育成や訓練をしてレースに出走させる形になります。
馬の厩舎も調教師が経営することになるため、馬のコンディションや育成計画だけを管理すれば良いわけではなく、馬と騎手の組み合わせを考えて管理する業務もありますし、馬主とは密に連絡を取り合って出走予定や育成方針などを話し合う必要があります。

調教師の一番大きな収入は管理している競走馬がレースで入賞した際の進上金です。進上金は賞金の10%となっており、調教師はこれがメイン収入になるため、レースに勝つことを最優先に考えながら時には馬主に意見をして勝てるレースを目標に、スケジュールやトレーニングを組んでいくことになります。

他にも、調教師は素質のある馬を探してくるのも重要な仕事の一つです。馬産地で素質馬を探し、馬主に購入を打診します。良い馬が入ればレースに勝てる可能性も上がりますし、馬主と調教師双方の利益につながるでしょう。調教師は確かにトレーナーとしての仕事もありますが、どちらかと言えば今は経営者としての側面が強くなっています。素質馬の調査に競走馬や騎手の相性を考えた配分、調教助手を雇用して扱える馬の数を増やしつつ、馬主から預託料で厩舎を運営していきながら入賞馬を出して大きな利益を得ていきます。

このように、厩舎全体が上手く回るように総合マネジメントを行うのが調教師の持つ役割となっており、競馬の非常に多くの部分に関わった仕事と言えるでしょう。

馬主気分を味わうことができる競馬ゲームを知ろう

馬主気分を味わうことができるゲームの代表作がウイニングポストシリーズです。このシリーズは自分自身が馬主になって、強い競走馬を育てていくシミュレーションゲームになっています。まず、強い馬を所有するにはどうしたらいいか、ゲームをやりながらその戦略性を習得していくことができます。

戦略の1つに血統の特徴を知ることが挙げられます。競馬において、血統は競走馬の能力を測る上でとても大事な要素の1つです。牧場長や秘書、顧問といった人たちがゲームに登場してきて、血統の知識を教えてくれます。プレイヤーが短距離のG1を勝つことができる馬を持ちたいなら、スピードに優れた血統の知識を仕入れて、その血統を持った仔馬を購入する必要があります。あるいは、短距離血統の繁殖牝馬と種牡馬を購入し、配合させてスピードに優れた馬を持つということもできます。
実際に馬主は血統を非常に重要視して馬の生産や購入を行っていますので、十分に馬主気分を味わうことができます。

このシリーズではプレイヤーは調教師やジョッキーとの友好度を高めていく必要もあります。馬を所持していても優秀な調教師やジョッキーに依頼できないと馬を強くさせたり、難易度の高いレースに勝つことは難しいです。そのため、調教師やジョッキーとの関係性を良好なものにするためにさまざまなことをする必要があります。こういった人間関係の構築というリアルな体験もすることが可能です。

さまざまなイベントが仕掛けられていますので、そういう意味でも楽しめる要素はたくさんあります。